第55回「赤穂義士祭」

赤穂市の忠臣蔵スポットを紹介する「あこう忠臣蔵めぐり」
第55回は「赤穂義士祭」です。
12月に入って、忠臣蔵ウイークも義士祭も、もうすぐですね。
子供の頃も楽しみなお祭りでしたが、大人になった今でも、
やっぱり、この日が来るとワクワクします。
写真は、昨年の「赤穂義士祭」の「こども義士行列」です。
赤穂義士祭は、今年で「第114回」を迎えます。
第1回は、明治36年(1903)、長い歴史があるお祭りなんですね。
12月14日、赤穂義士が吉良邸に討ち入った日に開催されているの
ですが、どんな風に始まったんでしょうか。
天保2年(1831)の記録では、義士を追慕して、花岳寺や関係のある
寺院で、縁故者だけが集まって、しめやかに行われていた様です。
大正元年(1912)大石神社が建てられる前にも、今と同じ場所に
小さな祠が祀られていたようで、明治35(1902)に「仮殿を新築し、
大石父子の霊を祀った」と、1回目の義士祭の、前の年ですね。
大正時代には、まだ「義士追慕会」といわれていたようですが、
夜を徹して義士の威徳を偲ぶ行事として行われ、毎年、義士に
関する講師を招いて、講演会をしていたそうです。
その頃から、今みたいなイベントをやっていたんですね。
昔、市内の小学校では、早朝から「四十七士の歌」を歌いながら、
花岳寺や大石神社まで歩いてお参りした、と聞いた事があります。